BAMBOO BLADE 1巻感想

お持たせしました。もう土塚祭りもこれで終わりです。
いやっほぅ!
というわけでこの日記でもずっとずっと言い続けてきたバンブーですよ、バンブー。
やたらしつこく言い続けた甲斐があって何人かの人は買ってくれ・・・たと思います! ありがとうございます。
さて、単行本を触って見て、豪華だなぁ・・・と。
ページ数も多いし、中扉絵もカラー。しかもオマケ描き下ろしもそこそこある。しかもセンターカラーだった10話まで収録されてるし!僕は9話までだと思ってたので、とても嬉しい誤算です。
そのオマケが色々な意味で賛否両論なんですけがね。
オマケ、かつ陰の目玉である土塚先生の描き下ろし。僕の感想は以下の通り。

コジロー・・・激似!というよりむしろこっちがいいとすら思う。
キリノ・・・似てなくもないし、激似でもない。むしろ、土塚先生のキリノを五十嵐先生が進化させた、という感じがする。
ユージ・・・何でヤングガンガン初期のユージなのか。おでこ広い版。というか前髪が短いと言うか。
タマキ・・・1枚目見て「似てねぇぇ!」と叫んでしまいましたが、巻末の方のタマキは意外と合ってると思います。これも五十嵐先生が上手く進化させたなという気がします。

「似てない」とか「下手」という意見が多いですが、僕は例えるなら土塚先生は生産者で、五十嵐先生は調教師だと思うんですよ。競馬知ってる人しかわかんない例えですが、そんなもんではないかと。
単行本ではユージの前髪など、密かに修正されてる部分が多いですね。僕はヤングガンガンをそんなに持ってないので比較は出来ませんけど、トーンなども追加で貼られてるシーンが多く感じます。
ところで、僕はずっとバンブーバンブー言い続けてきましたが、それは僕が土塚好きだから、というのもありますがそれを除いても普通に面白いと思ったからです。
まず、キャラが個性的。そして話の広げ方がうまい。これは、他の土塚作品にも共通してると思うんですが、今までは土塚先生の絵的なものでインパクトが弱かった。今回の作品は五十嵐あぐり先生が加わって、それが見事に解消された。
だから、僕は今まで以上に人に薦められると思いました(一応マテパもそれなりに薦めてきましたが、上記の理由で少し控えるようになってた)。
でもまぁ、単行本の評価を色々見ましたが、いいと言えばいいんですが、イマイチという評価もそれなりにある。
それは何でかと言いますと、日常シーンをもっと見たいという人と剣道シーンをもっと見たいという人がいるからだと思うんですね。
具体的に言うと、マテパ好きの人はあの迫力あるバトルシーンに魅せられてる人も多いと思うんですね。でも、バンブーはそういうシーンがある事はあるけど常にあるわけじゃない。
逆に日常のほのぼのシーンが見たい人にとっては、剣道シーンはそんなに要らないって思う人も多いんではないかなと。
そういう意味で、シリアスとほのぼのが二分してるから結果的に中途半端だと感じる人も多いんではないかなと。あくまで推測ですが。
僕みたいに、両方好きな人はとても楽しめると思うんですけど。
ちなみに、本編の感想はほぼ毎回この日記で書いてきましたが、今回の巻に収録されている中で好きなシーンを当時の感想を交えて紹介します。

・第1話(当時の感想)の最後・・・「中学の時、となりのクラスのコにひとめボレした時のように―」という言葉は、僕も経験してるのでとても共感できるんですよ。「これから面白くなりそうだ」って雰囲気を感じたのもこの数ページ前からですね。
・第4話(当時の感想)の中盤・・・「剣道は運じゃ勝てない」というセリフの後に「まぐれでも運でもない・・・先輩・・・あん時俺は・・・あんたより強かったんだ・・・」というセリフは本当にグッときた。そして「ふざけんなぁーッ!!」。
・第8話(当時の感想)・・・やはりタマキが外山を突きで倒すシーンでしょう。突いてる時のエフェクトや外山の足がふわっと浮く演出とかもう凄く好きです。

まぁこんなとこですかね。とりあえずは絞って選びました。
さーて次は1月に発売されると言う2巻ですか。というか予告ないんですね。もったいない。2巻の見所はやはり新キャラ、サヤ(桑原鞘子)と対戦相手の町戸高メンバーですか。
ところで、多分マテパ14巻は12月発売だと思うんですけどもしかしたら1月に合わせるかも知れませんね。フェアもないし金銭的にも同時に出すより続けて出して欲しいんですけどどうでしょうか。
みんな言ってますけど、最後に言っておきますか。担当の名前、竹内かよ! このツッコミの意味は2巻の初めの話でわかります。
わざわざこんな長い感想読んでくださってありがとうごさまいした。